古代ローマについて調べる際、参考にした資料です(資料と呼ぶには微妙なものもあります)
- ローマ人の物語
- 言わずと知れた、塩野七生先生の大作です。ローマ好きなら必読!(でも、私が読んでいるのは新潮社文庫版。大きなこと言ってスミマセン…)
- ローマの歴史(モムゼン著)
- ハードカバー全4巻の大物ですが、王政〜共和政期について記した、ノーベル文学賞に輝く名著です。ローマ史研究の大家、長谷川博隆名古屋大学名誉教授の名訳(日本翻訳文化賞受賞)で読むことができます
- ガリア戦記(カエサル著)
- 西洋の生んだ最高の天才(と私が思う。ちなみに東洋は曹操)、ユリウス・カエサル自身の手によるガリア戦争の顛末です。複数の訳本があります
- 内乱記(カエサル著)
- ガリア戦に続いて勃発したカエサルvsポンペイウスのローマ内乱の経緯で、記載も続編のような感じです。國原吉之助先生訳。講談社学術文庫
- カエサル
- 長谷川博隆先生によるカエサル論です。この本で初めて知った若き日のカエサルのエピソードが結構たくさんあります。講談社学術文庫
- ユリウス・カエサル伝
- 資料と呼べないかもしれませんが、、かつてホビージャパン社より発売されていた「季刊タクテクス」誌No.2の「新書英雄伝」です。ローマ内乱の経緯がわかりやすく解説されていて、マジで面白いです。有坂純先生著
- ハンニバル伝
- これも有坂先生による「新書英雄伝」で、季刊タクテクスNo.3に掲載されました。前作同様面白いです。私はこれでカンナエの詳細を知りました
- ハンニバル戦記
- 学研の「歴史群像」No.15です。ハンニバルの戦いがザマに至るまで紹介されています。カラーで図・写真も豊富、ハンニバル好きなら必見です
- 共和制ローマの軍隊
- 新紀元社による、「オスプレイ・メン・アットアームズ」シリーズの翻訳。他にも、「ローマ軍」や「カルタゴ戦争」などもあります。カラー図で当時の兵装が再現されていて興味深いのですが、いずれも絶版のようです…
- Atlas of the Roman World
- 古代ローマ期のさまざまな地域(属州など)の地図で、ローマ道路について知るのに格好の資料と思います。ただし、英語です。Facts on File社
- 西洋戦史 ギリシア・ローマ編
- 学研の「歴史群像アーカイブ」のVol.4です。過去に「歴史群像」誌で取り上げたギリシア・ローマの戦いがまとめてあります
- 図説 激闘ローマ戦記
- これも学研の「歴史群像」シリーズです。こちらはローマの戦いのみで、共和政〜帝政期を取り上げます。カラーでとても美しい仕上がりです
- ローマの歴史(モンタネッリ著)
- 著者は「報道の自由の英雄」にも選ばれたイタリア人ジャーナリスト。本書は1957年の出版以来売れ続ける驚異的なロング・ベストセラーです。”読んで楽しいローマ史”をお探しの方にお勧め。藤沢道郎先生訳。中公文庫
- ローマ皇帝伝(スエトニウス著)
- 上下2巻あります。同時代による、カエサル及びアウグストゥスからドミティアヌスまでのローマ皇帝、計12人の伝記。個人に焦点が当てられ、悪い逸話も満載です。”カエサル嫌い”なら必読。国原吉之助先生訳。岩波文庫