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  古代ローマをテーマとするゲームについて徒然に書き連ねます

ROME, INC.リプレー(紀元前27年シナリオ)(LPS Against the Odds #53)ROME, INC.. Replay

RomeIncCoverROME, INC.: FROME AUGUSTUS TO DIOCLETIAN
紀元前27年シナリオ リプレー(Turn 00:プレー戦略)

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 では、初期の方針と中盤以降の戦略について管理人の思うところを書いてみます
 まぁ、Philip Jellyのリプレー記事と被る部分がかなりあります


●序盤の行動方針:
 政治:まずは各州にある造反州を与党州化しないと収入が増えず、加えてエジプトを何とかしないと不穏増加要因が減少しませんが、こればかりは叛乱の鎮圧が条件なので現状ではどうしようもありません。蛮族の状況次第にはなりますが、軍事力の高い議員を引くことができたら各管区に派遣しようと思います。その際の優先順位はもちろん1.エジプト、2.ヒスパニア、3.パンノニア、最後がモエシアでしょう。どうあれ、政治的には最優先はエジプトということになります
 皇帝陛下が「征服者」特性を持つので、ローマシンパの拡大速度が増大します(凱旋勝利0でも1ターンに2州)。初期の併合候補の蛮族州はエチオピア、ガラエキア、下ダキア、アラビアといったところでしょうか?同盟州ですが、アフリカの2州やアルプス、上下パンノニア、アグリ・デクマテス辺りも追々古参同盟や造反州に昇格させたいところです。下モエシアやトラキアも考えていいかもしれません
 軍事:何と言っても既に蛮族がうろうろしているヒスパニアへの対処が重要です。他の蛮族がどうなるかで若干対応は異なる可能性はありますが、戦役特性を持つアグリッパが既に存在する以上、彼をヒスパニアに派遣しない理由は何一つありません。政治面だけで考えるとエジプト総督に任命したいところなのですが、軍事・政治の両側面を考慮してヒスパニア総督を任せることにします。エジプト総督は第1ターンのドローに期待しましょう
 兵力の増強ですが、王朝カウンターが引かれない限り編制できるのが1個レギオンと補助兵8個(+2個艦隊)しかないので、状況に応じて柔軟に行う必要があります。強力な蛮族が登場したところを確実に補強しましょう。補助兵は8個ありますが、このシナリオではスタック制限は常時1州2個までなのでお忘れなく・・・

●中盤以降の戦略:
 アウグストゥス帝が史実より長生きしてくれれば(紀元前14年没なので2ターン目辺りに死亡するということです。もちろんこのゲームはサイの目次第なので期待しましょう)、帝国はその分繁栄を長く享受できます。戦闘にはかなり不向きな皇帝ですが、内戦以外では軍を指揮する必要がないカエサルの座にある限りその類稀なる政治力と高い人望が最大限に発揮できます
 不幸にもアウグストゥス帝が史実程度しか在位しなかった場合、王朝カウンターが存在するか?するならどの王朝か?その王朝の所属議員の誰が引けているか?等によりかなり展開が違います。ユリウス朝があってティベリウスがいるなら、彼の人望の無さゆえに総督の謀反に注意が必要となりますが、彼が未登場でゲルマニクスがいる場合は帝国は安寧を保つことが確定です。両名ともいない上にカリグラが引かれているなら、人望と策謀力が高いので謀反が起きにくい代わりに暗殺の危険が高まります。まぁ、どうあれ無能なのでさっさと暗殺された方がいいような気がします。この辺、史実を反映しているのかもしれません
 ユリウス朝はあるのに所属王朝議員がいない場合ですが、アウグストゥスが内戦で死亡したのであれば、謀反者がカエサルとなるので新しいカエサルの能力に依存します。このシナリオの一般議員は比較的有能なので何とかなるかもしれません(オトとかだと厳しいですが)。内戦が理由でなければ暗殺か寿命ですが、このシナリオの4ターン目辺りまでに特性を持たない議員を首都長官に任命することはまずないと思うので、首都長官がカエサルになることはルールの関係上ありません。となると存在するなら謀反総督ということになりますが、この条件でカエサルになるには、謀反が発生した次のターンの内戦よりも前にカエサルが死亡しなければなりません。まぁ一応、謀反者がクーデターに成功せずに生存する「内戦の膠着状態」という条件があるにはありますが、可能性はかなり低いでしょう(修整後のサイの目が10か11じゃないといけないので)。執政官が選ばれることもあるため、執政官人事にはそれなりに注意を払った方がいいいかもしれません
 次にクラウディウス朝だけがある場合です。ドルーススがいれば万々歳です。帝国の将来は希望に満ちています。逆に、彼はいないのにクラウディウスかネロがいるなら、・・・諦めましょう。残念ですが暗殺待ちとなります。クラウディウス朝議員が誰もいなければ上記と同様にカエサルの死亡理由に依存しますが、執政官がカエサルに即位する可能性は高いと思います
 王朝カウンターが1つもないのであれば、やはり執政官が戴冠する可能性が高いでしょう。つまり、ゲーム中の出番はそこまでない役職ではありますが、執政官人事は重要ということではないでしょうか

 ゲームの勝利条件として、辛勝であっても威信が150は必要、つまり25から開始するので125は積み上げないといけない(1ターン平均で13以上)ことになります。不穏は25未満ならいくつでも問題ないので、威信が向上する方針で進めることが重要です。ただし、不穏は治安を大きく左右するので、ほったらかすわけにはいきませんが




左はゲーム開始前のセットアップ完了後のマップです。クリックで大きな画像に飛びます
以降のページでも基本的に画像はクリックしたら大きな画像を表示できます

(図の作成に使用したマップは、BGGに挙がっているテストプレーマップを元にしているので製品版と一部異なっています。ご了承ください)



 次のページから実際のリプレーを紹介していきますので、乞うご期待(?)




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