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  古代ローマをテーマとするゲームについて徒然に書き連ねます

Carthageリプレー(シナリオNo.2)CR Scenario2 Replay

Carthageシナリオ2「AGATHOCLES ~ The First Invasion of Carthage, 311BC ~
リプレー (Turn. 4)

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Carthageシナリオ2リプレー、第4ターンです


第3ターンの考察:
 シラクサ:概ね順調です。シチリアの制覇にあと一歩だったのですが、ハミルカルを取り逃がし、裏庭に無断侵入して荒らされるような結果となってしまったのだけが残念です
 しかし、アフリカではオフェラスが新手を撃破してVPの維持に成功し、シチリアでもアグリゲントゥム以外のVP都市の制圧を達成しただけでなく、停泊中のカルタゴ海軍2個をも始末できたのは上出来すぎる首尾ですと言ってよいでしょう
 カルタゴ:低調です。危うくシチリアから追い落とされる寸前で、ヘラクレア・ミノアに何とか橋頭堡を維持することができたことだけが明るいニュースでしょうか?ただ、港湾都市でないため、戦略的自由度をそれほど確保できているわけでもありません
 アフリカでの作戦は、新兵の軍能力値の低さが如実に反映される惨憺たる結果に終わりました。アフリカ内の行動に限定すると割り切って、グループAからの動員を行うべきでした
 リリバエウムを占領された際、海防官の2個艦隊が道連れになって沈められたのは相当の痛手です。現在は第T艦隊を指揮する提督の確保もできない状況で、制海権はシラクサに握られた形になっています
 特別ルールにより3個軍しか編制できないので、現状がMaxです。それを思うと、ボミルカルは前回の敗戦で召喚されてくれた方がよかったのかもしれません。そうすればカルタゴ市内に再配置されるので、第T艦隊の指揮を執ることができました
 さらに言えば、もし磔刑になってくれれば(?)、新たに2名のリーダーが登場するためもっとよかったかもしれません。もっとも、磔刑にならなくても、ボミルカルは神託イベントで死亡するかもしれないので、そちらに賭けるという選択もありです


第4ターン以降の方針:
 シラクサ:まずは小癪なハミルカルをシチリアから追い出すことに専念すべきです。カルタゴはどの都市を支配しても3VP入るので、どうにかして排除する必要があります。カルタゴ勢力をシチリアから追い出すことができれば、シラクサ以外のどこかの都市を支配できている限り勝利確定です
 アフリカは相変わらず支作戦扱いでいいでしょう。カルタゴ1個軍を引き付けておいてもらえれば十分です
 カルタゴ:正念場です。ハミルカル軍を生き残らせる作戦を最優先に考える必要があります。ヘラクレア・ミノアが港湾都市でないため、今度包囲されたら完全に袋のネズミで、街と運命を共にすることになります。どこでもいいので港湾の確保が喫緊事なのですが、候補としてはカタナぐらいしかなさそうです
 アフリカは、…どうしようもない状況です。ただ、戦力の補充はできるので、元々の戦力には回復させることができますが、軍能力値の低さは如何ともし難いものがありますを。どうあれ、対峙している第V軍でオフェラスと対峙するのは無謀以外の何物でもありません。第T軍によるサポートが必須でしょう
 カルタゴの場合、小都市の連続攻略であっという間にVPレースを逆転できるシステムなので、制海権さえ確保していればある程度は自由に目標を選べます。そういう意味では精鋭第T艦隊を遊ばせておくのはもったいないので、活用する方法を考えなければなりません


■第4ターン(紀元前308年)■

A. 更新フェイズ:
1.都市再建セグメント:略奪は行われていないので、再建対象の都市はありません
2.カルタゴ軍能力決定セグメント:第3ターン中も、第1ターン同様に指揮官の変更はありませんでしたが、第V軍はターン中に崩壊状態となったため、能力値の上昇は得られません。その他の2つの軍はそれぞれ能力値が上昇し、第T軍が1、第U軍が3となりました

B. 戦略決定フェイズ:

5.カルタゴ政治動向セグメント:カルタゴの与党家系を決定します。サイの目9、前ターンの与党がバルカ家だったので+1の修正が加わって最終値10。相変わらず与党はバルカ家のままです
 次に、政治動向決定サイの目チェックを行います。サイの目3、最高司令官のハンノが与党家系でないので-1、指揮官のいる敵軍勢(オフェラスのエジプト第T軍)がカルタゴ州にいるので+4、アガトクレスがパノルムスとドレパヌム、リリバエウムの全3都市を支配しているので+3、前ターンにアガトクレスがシチリア内の都市を攻撃しているので+2。以上の修正を加えて最終値は11、政治動向はついに「好戦」レベルに到達しました
 制海権の確保が重要と判断したカルタゴ軍は、ボミルカルを再度提督に任命しました

6.戦力増強決定セグメント:まずはシラクサ軍が動員を行います。制海権は確保できていると考え、艦隊建造ではなく、今回もシラクサ兵の動員を行います。現在のシチリア内の支配都市数はシラクサ市を除いて13なので、シチリア歩兵13戦力をリリバエウムに配置しました
 第T艦隊は、アガタルクスが引き続き提督として統率し1ターンの間行動を起こさなかったので、船員能力はさらに1上昇して4になりました

 次にカルタゴ軍です。現存する軍の数が特別ルールに定められた最大値の3個なので、前ターンの損失分だけを動員することが可能です
 政治動向が「好戦」なので、すべてのグループから動員できるのですが、問題なのは全グループから動員すべきか?という点です。グループC、Dから動員してしまうと、前のターンのようにハンノが行動できなくなり、後手に回ってしまう懸念があります
 どうにせよ、前ターンの損失(歩兵7+騎兵1戦力)分の補填しかできません。たとえグループAとBからの動員がそれぞれ最低数だったとしてもこの数は越えてしまうので、カルタゴはこの2グループからだけの動員を行うことにしました
 まずはグループAです。動員決定サイの目8、修正は、政治動向「好戦」で前ターンに陸軍を編制しているので-1、シナリオ特別修正+1を加えて最終値8。獲得可能な戦力数をに達したのでグループBからの動員は中止し、この中からカルタゴ歩兵7戦力とエリートカルタゴ騎兵1戦力を採用してカルタゴ市内に配置しました。これにより、今回はハンノのLAMを消費せずに済みました

7.襲撃マーカー除去セグメント:本シナリオでは襲撃は行えません

以上で、イニシアチブフェイズの開始準備が終了し、状況は右図のようになりました(「+」は軍に編制されていないユニットを示しています)

C. イニシアチブフェイズ:
1.LAMプールセグメント:今回はすべてのLAMが使用できます。準備するLAMは以下の通りです;
 シラクサ:アガトクレス2個、アルカゲトゥス1個、アガタルクス1個、海防官1個
 エジプト:オフェラス2個
 カルタゴ:ハンノ1個、ハミルカル2個、ボミルカル1個
 その他:攻城戦損耗マーカー3個、神託マーカー1個
相変わらずシラクサの有利は動きません。海防官LAMを失った影響がどの程度か測りかねるところです

2.イニシアチブ決定セグメント:引かれたLAMに応じて任務フェイズへ移行します

D. 任務フェイズ状況:

LAM=ボミルカル:先手を取ることができました。第V軍とスタックしていますが、ボミルカルは提督に任命されているので単独でカルタゴ市へ移動します。停泊中の第T艦隊を指揮、2個戦隊を第U艦隊として分離した後、10個戦隊となった第T艦隊を率いて出港します。リリバエウムやシラクサを封鎖してもあまり意味がないので、ハミルカルの退路を確保する目的を兼ねてカタナに向かいます
 戦隊数・戦闘力で優るカルタゴ第T艦隊は、シラクサ海軍の妨害を受けることなく悠々とシチリア南岸を睥睨してカタナ沖までたどり着きました。距離効果サイの目2、沿岸27へクスで距離ポイント27なので修正+2を加えた最終値が4となり、影響はありません。カタナ沖合を監視下に置いたボミルカルは任務を完了しました(右図)

LAM=シラクサ海防官:ハミルカルの脱出阻止のため、ヘラクレア・ミノアの封鎖を目指します。出港前に第V艦隊から1個戦隊を合流させた海防官は、カルタゴ艦隊に支配されている南回りを避けて北岸沿いを航海しました。サイの目8、沿岸19へクスで距離ポイント修正+1なので最終値9となって離散してしまいました。海防官は継続チェックを行いますがサイの目7で失敗、ここで完了となりました。連度の低い戦隊を合流させたので船員能力は1に低下します

LAM=オフェラス@:目の前にリーダー無しの上に混乱状態の獲物がいますが、これを攻撃しても何のメリットもないのでスルーします
 このターンはハンノが行動可能となるので、ほぼ確実にこちらを狙ってきます。戦力充実、エリート部隊をも含む精鋭です。戦闘力と騎兵戦力数以外では劣っているため、まともにぶつかったら苦戦は必至です。だからと言って逃げ回っていては話にならないので、当初の予定通りにアフリカ支作戦、カルタゴ軍拘束計画を進めていきます
 ハンノはLAMを1個しか持たないので、このターンも含めた残り2ターンでアフリカの全シラクサ領を奪還することはかなり難しいと考えられます。ユニットそのものは失われても痛くもかゆくもないので、エジプト軍は可能な限りアフリカの小都市を占領し続けることにしました。まずはレプティスに目標を定めて移動、停止して損耗をチェックします。蓄積損耗3、合計補正戦力は歩兵15+騎兵7×2+戦象2=31戦力なので喪失はありません。引き続き継続チェックを行いますが、サイの目7で失敗。ここまで順調に占領活動を進めてきたオフェラスですが、今回は中途半端な場所で野営となってしまいました

LAM=アルカゲトゥス:前ターンと同じく、シチリアの未支配小都市の占領を引き続き実行します。北岸道路を東進して、ティンダリスへ移動、停止して継続チェックを行いますがサイの目9。アルカゲトゥスも失敗して完了となりました。このターンは進捗が芳しくありません

LAM=攻城戦損耗@:現在、攻城戦中の都市はありません

LAM=オフェラスA:意外と早く2個目のLAMが引かれました。大きな状況の変化はなかったので、予定通り任務を進めます
 まずは目前の小都市レプティスの強制降伏を試み、サイの目4で成功、入城して継続チェックを行いますがサイの目6で失敗、完了となりました。今までがうまくいきすぎていたせいか、このターンは十分な成果が上がらないように感じるのは贅沢病でしょうか?

LAM=ハミルカル@:カルタゴにとってかなりの朗報、アガトクレスよりもハミルカルに先に行動機会が巡ってきました。カタナを占領し、いざという時の脱出経路を確保しておくことが最重要任務です。ここは損害度外視でカタナへ直行します。アグリゲントゥム、エンナの南を通過、レオンティニを経由してカタナ郊外に到達、蓄積損耗は6(東西シチリア州損耗値合計)+1(ヒメルス川渡河)+2(カタナ西の中河川渡河)=9、カルタゴ第U軍の合計補正戦力は歩兵14戦力のみで、喪失は1ポイントなのでリグリア歩兵1戦力を除去しました
 サイの目3で継続チェックに成功したハミルカルはカタナの強制降伏を試みます。サイの目4で成功して入城、まずはこれで一安心です。続いて行った継続チェックはサイの目5、強制終了後修正の+2を加えて最終値7なので残念ながら失敗、完了となりました。あまり成果が上がらなかったのは残念ですが、ボミルカルによる海上警戒も確立しているカタナを確保したため、この後の選択肢が広がったのは大きな収穫です(右図)

LAM=アガタルクス:カタナへ向かいたいところですが、ボミルカル艦隊があまりにも強大なので到底太刀打ちできそうにありません。ハミルカルの脱出は容認せざるを得ないでしょう。しかし、カルタゴ市自体が海上攻撃から脆弱な状態となっており、ここを突かない手はありません。シラクサ港を出発した第T艦隊はアフリカへ渡り、カルタゴ市沖合へ到達しました。提督のいないカルタゴ第U艦隊は迎撃することができません。いざ海上封鎖を!と息巻いたアガタルクスですが、距離効果判定サイの目が7、沿岸24へクスで距離ポイント24なので、修正+2を加えた最終値が9となって残念ながら離散してしまいました
 アガタルクスは継続チェックを行ってサイの目4で成功、続いて離散艦隊再建を試みます。サイの目3で再建成功、何とかカルタゴ市の海上封鎖に成功しました。どちらの陣営も海軍のLAMは残っていないので、停泊中の第U艦隊が出港できないカルタゴ市はこのターンの残りの期間封鎖されたままとなります

LAM=ハンノ:カルタゴ市が海上封鎖されてしまったので、オフェラス退治に向かっていいものか、検討が必要です。アガトクレスLAMと攻城戦損耗が、まだ2個ずつプールに残っていることを考えると、安易にカルタゴを空けるのは即死の可能性があり危険です。海防官を失ったことが大きく響いている感は否めません
 泣き言ばかり言っても仕方ないので、やれることを進めるしかありません。まずは市内にいる増援カルタゴ市民兵を自軍に組み込んだ後、守備隊としてリグリア歩兵5+イベリア歩兵3の合計8戦力を分離しました
 次に何をするかが問題です。混乱状態で州境に放置されている第V軍を同盟国軍移動で首都に帰還させるという選択肢もありますが、この場合、他の行動がとれなくなるのでアフリカでの形勢挽回が期待できません。現在VPレースで差をつけられている状況なので、ある程度賭けにでないとどうしようもないのは事実です
 カルタゴ市民兵を多数有する第T軍はアフリカ内に行動が制限されているので、諸悪の根源であるエジプト軍に狙いを定め、レプティスへ向かいます。オフェラスは迎撃は行いませんでした。全てレベルC道路上の移動なので、損耗蓄積は3(カルタゴ州)+1(トゥネス南の小河川渡河)=4、合計補正戦力は歩兵30(エリートカルタゴ6、カルタゴ22、イベリア2)+エリートカルタゴ騎兵6×2=42となり、1ポイント喪失。イベリア歩兵1戦力を除去します。サイの目0で継続に成功したハンノは、レプティスの包囲を宣言します
 迫りくる包囲網の中、これまで鳴りを潜めていたオフェラスは、カルタゴ軍の隙をついて街から脱出を図ります。1へクス先のタプススへの回避を試み、サイの目2で成功しました。レプティスは包囲されて民兵1戦力が登場し、攻城戦任務を行ったハンノは完了となります。オフェラスの捕捉ではなく、ハンノには小都市の奪還を狙わせた方が良かったかもしれません

LAM=ハミルカルA:ハミルカルも早くも2個目が引かれてしまいました。アガトクレスの動きを見てから行動したかったところなので、いささか残念です。アフリカ情勢は気になりますが、カルタゴがVPを獲得するためにはシチリアの都市を攻略するしかなく、現在それを遂行できるのはハミルカルだけなのでこのままシチリアに留まって作戦を進めていきます
 早速海岸沿いを北上してタウロメニウムへ移動、蓄積損耗は3(東シチリア州)+1(タウロメニウム南西の小河川渡河)=4なので喪失はありません。サイの目5で継続チェックに成功したハミルカルは強制降伏を試み、サイの目2で成功してタウロメニウムを占領、入城します。続く継続チェックもサイの目2、強制降伏成功後修正+2を加えた最終値4でクリアし、来た道を引き返してレオンティニまで向かいます。蓄積損耗は、3(東シチリア州)+1(タウロメニウム南西の小河川渡河)+2(カタナ西の中河川渡河)=6なので喪失はありません。しかし、ここでの継続チェックはサイの目8で失敗、レオンティニ郊外で完了となりました

LAM=攻城戦損耗A:レプティスが包囲されているので損耗チェックが必要です
 まず攻撃側のハンノ軍です。合計補正戦力は歩兵29(エリートカルタゴ6、カルタゴ22、イベリア1)+エリートカルタゴ騎兵6×2=41、修正は-1(平地)。サイの目は6、修正を加えた最終値5となり、3ポイント喪失なのでカルタゴ歩兵2戦力とイベリア歩兵1戦力を除去しました
 次は防御側のシラクサ軍です。合計補正戦力は民兵の1戦力のみ、修正なし。サイの目5なので1ポイント喪失となり民兵1戦力は除去、守備隊を失ったレプティスはカルタゴ軍の手に落ちました。勝利を収めたハンノはレプティスに入城し、このフェイズは終了となります

LAM=神託:サイの目2。カルタゴ軍がずっと恐れてきた(ひょっとすると、ずっと待ち望んでいた?)ことが、ついに現実となってしまいました。ボミルカルは叛逆者として処刑され、第T艦隊は一時的に指揮官のいない状態となります。この結果、次のターンから1P-14のハンノ(以下、ハンノ[14])とヒミルコをリーダーとして使用することができるようになりました

LAM=攻城戦損耗B:攻城戦損耗マーカー3枚目です。攻城戦中の都市はないので影響なしです。これにより、残りのLAMはアガトクレスの2つのみになりました。シラクサ軍としては、アガトクレスの1枚目が先にきて欲しかったところでしたが、残念です

LAM=アガトクレス@:妨害を受けにくい状況なので、やりたい放題です。移動損耗を考慮し、歩兵24戦力+騎兵8戦力を指揮下に置いて任務を開始します。目標はヘラクレア・ミノアです。サゲスタの南を東進し、北岸道路を使用してケファロエディウム手前から南下、アグリゲントゥム脇を通過してヘラクレア・ミノア郊外に到達します。渡河部分は道路上なので追加損耗はなく、蓄積は3ポイント、合計補正40戦力なので喪失はありません
 サイの目0で継続に成功したアガトクレスは強制降伏を試みます。サイの目1で成功してヘラクレア・ミノアを攻略、入城します。しかし、続く継続チェックをはサイの目8で失敗し、ここで完了となりました(下図@;関連部分のみです)

LAM=アガトクレスA:最後のLAMです。できればシチリアからカルタゴを一掃したいところなので、引き続き全戦力を指揮したアガトクレスは、まずハミルカルの退路を絶つべく北岸道路に戻り、メッサナ経由で東回りにカタナへ移動します。蓄積損耗は6(東西シチリア州)+1(タウロメニウム南西の小河川渡河)=7、合計補正戦力40なので1ポイント喪失となり、歩兵1戦力を除去しました。戦力差があるので、ハミルカルは迎撃しませんでした
 続いて継続チェックですが、サイの目9で失敗。ここにきてあと一歩の詰めができませんでした。切歯扼腕したアガトクレスですが、カタナ郊外で野営、任務は完了となりました(右図A)



以上でLAMプールが空となったので、第4ターンの全イニシアチブ・任務フェイズが終了しました

荒廃フェイズ:荒廃の試みは行われませんでした

ターン終了フェイズ:
駐留損耗セグメント:ターン中に同一州内にとどまった軍勢に対する駐留損耗チェックを行います;

 ・エジプト第T軍(タプスス市外):合計補正戦力31(歩兵15、騎兵7×2=14、象兵2)、州損耗値3(カルタゴ州)で喪失はありません
 ・カルタゴ第T軍(レプティス市内):合計補正戦力38(エリートカルタゴ歩兵6、カルタゴ歩兵20、エリートカルタゴ騎兵6×2=12)、
  州損耗値3(カルタゴ州)、修正-1(レプティスの固有防御力)を加えて最終損耗値2なので喪失はありません
 ・カルタゴ第V軍(Cr-3229):合計補正戦力28(イベリア歩兵4、ケルトイベリア歩兵4、ガリア歩兵10、リグリア歩兵2、イベリア騎兵
  4×2=8)、州損耗値3(カルタゴ州)、混乱状態のため1行下方修正されて1ポイント喪失。ガリア歩兵1戦力を除去しました

帰港セグメント:出港中の各艦隊の寄港チェックを行います;

 ・シラクサ第T艦隊(カルタゴ市沖):港湾能力の関係でシラクサ市に戻らなければなりません。シラクサ市まで距離24、サイの目08で大
  惨事となってしまいました。シラクサ海軍の精鋭第T艦隊は、大嵐で舵取りに失敗、アガタルクス提督と共に海の藻屑と消え、制海権はシ
  ラクサ軍の手から飛び去っていきました…
 ・シラクサ第U艦隊(ヘラクレア・ミノア沖;離散状態):リリバエウムへの帰港します。距離3に離散状態の20を加えて計23ポイント。サ
  イの目41だったので、こちらは無事に入港できました
 ・カルタゴ第T艦隊(カタナ沖):ボミルカルが処刑されて指揮官のいない状態なので、帰港のために緊急海防官が任命されます。こちらも
  港湾能力の関係でカルタゴ港しか帰還先がありません。距離27、サイの目75で緊急海防官は無事に己の務めを果たしました

戦闘回復セグメント:カルタゴ第V軍は疲弊状態まで回復しました

勝利判定セグメント:自動的勝利条件を満たしている陣営はありません。現在のVPは、シラクサ10(リリバエウム3、パノルムス、ドレパヌム、マクテリス、スフェス、ハドルメントゥム、タプスス、タパルラ):カルタ6(カタナ、タウロメニウム各3)となっています


以上で第4ターンの全行程が終了し、シチリア〜北アフリカの状況は右図のようになっています。次はついに最終、勝負の第5ターンです



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